イジメ問題
イジメ問題は昔から絶えず定期的に取り上げられています
「イジメを止めよう」なんて呼び掛けたりしていますが、そんな呼びかけでイジメを無くすのは不可能でしょう
むしろ「強くなれ」と言いたいです
しかしこの言葉もイジメる側に真意は伝わらず「お客様は神様」のような履き違えが起こるでしょう
イジメの構図というのは弱い者が更に弱い者を見つけて行うものです
これは動物の世界でも有りがちな事で恐らく弱い者が強さを誇示したくて行うからです
では強者はどうなのか?
強さを誇示するために戦う事はなく、弱者を守るために戦います
昔は大人でも子供でもときどきそんな強者が居たものです
しかし現代にはそんな強者は存在しないでしょうね
これは現代の社会にも似ている気がします
昔は一代で財を成した強者が多く居ました
強者は災害時の援助など弱者を守るために大金を使うことを躊躇いません
税制度だって収入の少ない(またはない)弱者からは取らず、収入の多い強者が負担するという制度でした
弱者を守る意識に目覚めていた強者が多かったからそうなっていたのだと思います
弱者を守る意識は自分自身を守ることで精いっぱいな状態では目覚めることはないと思いますが、ほぼ全ての生命体に備わっている本能のようなものだと思います
絶滅の危機に瀕したとき、1人だけが助かっても種としては絶滅ですから
しかしそういう意識に目覚めることの出来ない強者ぶりたい弱者はそれを偽善と呼びたがります
「強さを誇示したい弱者」というのは見栄を張る人と似てますね
そんな時代から数十年が経ち、民間も政治も世の中は二世三世の時代です
二世からは元々強者に守られていた弱者で、強者に育つ可能性は低いと思います
起業や政治参入にペナルティ的な資金がかかるようにして新規参入し難くしているので今の世の中はほぼ強者不在です
政治すら強者不在で弱い者イジメの制度を作り勝ちな時代にイジメを無くそうなんて不可能なのだと思います
こうなるともう履き違えでいいからイジメられても耐えられる打たれ強さが必要なのかもしれません